福岡の質屋肥前屋質店が貴方のお役に立てる365のこと その24 中古陶磁器の売買について
正月の休み中に、伊万里、有田へ行ってきました。
今回は、なかなか行きそびれていて行けなかった、泉山と、陶山神社へ参りました。
泉山は、有田焼、日本の磁器のシンボル的な山で、一度見てみたかった場所です。
泉山は、山と言う名前とはうらはらに、地面がえぐりとられたような場所になっています。これは、江戸時代に日本で始めて白磁の材料である、磁石が朝鮮の陶工である、李参平によって発見された場所です。発見以降どんどん採掘され、現在では良質の磁石は撮れにくくなっているそうです。(現在の有田焼のほとんどが、有田の泉山の磁石ではなく、天草の天草陶石を使用しています。)
うまく説明は出来ませんが、私にとってこの泉山は、地球の資源は限りがあるということを強く訴えかけている場所で、ここは一度は訪れなければならないと強く思っていた場所でした。
陶山神社も、当店で有田焼を取り扱う量が増えるにつれ、一度お参りしなければと思っていた神社で、やっとお参りが出来て良かったです。
宮司さんによりますと、「有田焼の魂がこの神社に存在する」ということなのですが、連れてきた子供達がちょろちょろ動いて、有田焼の魂と対話するような状況ではありませんでした。
泉山も、陶山神社も有田の中心街からのアクセスは悪くないので、折を見てお参りしようと思いました。
宝石と同じように、陶磁器も使い捨てするような品物ではないと思います。限られた資源ですから、人が使ったものは気持ち悪いなんていわずに、大事に使い続けるべきであると思っています。今後よりいっそう、良質な陶磁器についてはリサイクルで、新しいユーザーの元へお届けできるようなサポートが出来ればいいなという思いを強く致しました。
« 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 | トップページ | 福岡の質屋肥前屋質店が貴方のお役に立てる365のこと その25 中古ライフのススメ »
「つぶやき 陶磁器編」カテゴリの記事
- 花器、花瓶類のお買取りのご相談(2018.07.26)
- 一見価値がないように見えても…(2018.04.10)
- セール準備中 というか、品物だし始めてます 売り切れ御免(2017.06.12)
- ─有田焼創業400年記念─ 白の造形・次代を担う作家たち @和光ホール 2017年2月17日(金) ~ 2017年2月26日(日)(2017.02.12)
- ・・・かわいいんだから仕方がない(2016.07.07)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 | トップページ | 福岡の質屋肥前屋質店が貴方のお役に立てる365のこと その25 中古ライフのススメ »
うわっ。神社もIT化が進んでいる...しかも2000年から...
投稿: まえだ | 2008.01.04 19:47
コメントありがとうございます。
意外と、WEB上での露出が少ない有田焼の各窯元があります。
マイセン というドイツの磁器メーカー1社でヤフー79万件
に対して、
有田焼 ではヤフーで116万件・・・
もっとWEB上でのアピールがあってもいいのでは?と思っています。
そんな事より、自分のことですね。
投稿: 肥前屋質店:渕上清志 | 2008.01.04 20:09