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2008.01.08

福岡の質屋肥前屋質店が貴方のお役に立てる365のこと その28 陶磁器の愛で方のアドバイス

北部九州は、世界的に見ても大変すばらしい焼き物の産地であることはご存知ですか?
さまざまな地域で、さまざまな窯元が大変すばらしい焼き物を作っています。福岡をはじめ、北部九州にお住まいの貴方はラッキーです。

焼き物は、本来博物館に飾っているものを遠くから眺めるものではございません。実際に使ったり、手にしたり、飾ったりすることでより楽しめるものだと思います。30代半ばの私がエラソーに講釈を垂れる類のお話ではないのですが、焼き物をどのように楽しめばいいのかわからないという方に、私流の楽しみ方をお教えしますね。

ポイントは、「知る」ことです。
この品はどうやって作られたのだろうと想像をめぐらせてみることができるようになる
と、楽しみ方の奥行きがぐっと広がります。

たとえば、柿右衛門の濁手。
ただ「これ、高いんだよな。確かに、乳白色が美しいお皿だな」
と見るのと、
「濁し手の素地の材料のブレンド方法は難しく、且つ、焼いているうちに割れてしまう
ことが多い。しかもベースになっている泉山の陶石は年々良質のものがとれなくなっている。」
とか、
「江戸時代に、あまりにも採算が合わない(歩留まりが悪い)ので、3代目で途絶えて
いた濁し手の技術を今の代のおじいさんにあたる、12代と13代柿右衛門さんが苦心の末復活させた技術、現在でも濁手は採算が合っていない」

「柿右衛門ご本人だけの仕事ではなく、材料作りから、絵具の調合、轆轤で形成、釉薬、窯で焼成など様々な専門技術を持った一級の職人さん達の技術が結集した品」
等を知ることで、柿右衛門窯の濁手に対する思いが伝わりますし、濁手が本当に貴重で、稀なものという事を知ると、いとおしく感じるようになります。

例えばの話で、柿右衛門を出しましたが、(極端でしたね)
柿右衛門に限らず、無名の窯のものであっても、製造過程の技術を知っておくことで、
名前もわからない職人さんですが、彼らの息づかいも感じるようになります。
「お、手描きで、丁寧に書いているぞ。このまっすぐ伸びやかに伸びた染付けの線がたまらないなぁ」
ってことを感じながら、筆でお皿に絵付けをしている職人さんのことを想像してみるの
です。
そういう見方をしていると、やっぱり丁寧に作られたものは、胸を打つようになります
。頭で考えなくても、心で感じるようになります。
一見高そうでも、思いの伝わらない大量生産品と、職人さんの手による手造り品では、見方がぜんぜん違ってきます。お皿を見ては、様々なことに思いを馳せるようになるので、すごく楽しいですよ~。
 これが、正しい鑑賞方法かどうかはわかりませんが、「知る」事によって「感じる」感度も高まるというのが、私の考えです。あくまでも私流ですから、見当違いの事を書いていた場合はご指摘いただけるとありがたいです。

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