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2008.03.23

福岡の質屋肥前屋質店が貴方のお役に立てる365のこと その89 今右衛門について

有田の今泉今右衛門についての私の思いです。(認識が間違っている場合は訂正していただけると幸いです。)
十三代といえば、人間国宝になる決め手となった、吹き墨、薄墨と連想しがちですが、筆の線も丁寧さもすばらしいと思います。
「つぅーっ」っと伸びた線がたまらないです。
吹き墨や、薄墨の発想は斬新ですが、ベースになっている美意識の高さは鍋島の伝統をそのまま受け継いでいる事を感じられると思います。

十四代といえば、前衛的な斬新さが目立ちますが、白磁の部分にも墨はじきの技術を応用をする等、こちらも細部に渡るまで高い美意識が貫かれた作品がすばらしいと思います。
伝統的でありながら、斬新、or斬新でありながら伝統的、??どっちがどうといえないですが、きわめて現代的なデザイン感覚と、高い美意識の伝統というものが混在していてすばらしいと思います。伝統的な鍋島様式の柄をいっぱい見た後で、十四代の柄を見ると面白いことに気付くと思います。幾何学的なアジサイの柄であったり、え?フルーツ??なんて事に気付くと思います。

今右衛門のお品は、本人作に限らず、窯のものも、温度管理のしやすいガス釜ではなく、全て薪で焼きます、

ガス窯の場合は、石灰釉という釉薬ですが、薪窯は柞灰釉という釉薬で焼きます。
ガス窯で焼いた焼物よりも、薪窯で焼いた焼物の方が、磁肌にとても深みを感じることが出来ると思います。
ガス窯で焼いたものは、よりガラス質的でツルンとしておりますが、薪窯&柞灰釉のものは、マットな質感で奥行きがあります。

ガスがダメで、薪がよい等というわけではないと思います。(マイセンもガス窯ですから。)
ただ、今右衛門はよりよい物を作り続けるという意志の中で、薪窯を選択しているのだと思います。(私の勝手な想像なんですけどね。)
そういう、人が気付きにくい場所でも手を抜くことなく、最高と思える方法で品作りをしている今右衛門は、窯の作品を含めて私は大好きです。

お気軽にお問い合わせくださいませ。
(不在の時はご迷惑をおかけいたしますので、ご来店の前に一度ご連絡いただけるとありがたいです。)

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