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2008.05.25

今月二度目の有田。

本日は、またまた有田へ行ってまいりました。
今月2回目・・・
今回は、陶磁器のお師匠(勝手にそう呼んでいる)主催のバスハイク。
柿右衛門、井上萬二、今右衛門、九州陶磁文化館、卸団地
そして山辺田の窯跡へ行ってまいりました。

結局こういった主要なポイントだけで一日が終わります(このスケジュールでも大急ぎ)ので、有田の奥深さを感じます。
1週間くらい長期滞在してみたい町ですね。

陶磁器メモ
Image485 泉山の磁石。褐色がかっているものは泉山でみましたが、こういう白いのを初めて触りました。思っていたより粉っぽくこれが、泉山の陶石か~としみじみ。触ると手が白くなりました。

酒井田家はもともと八女のあたり出身。戦国時代に龍造寺に破れ有田へ・・・
現在職人さんは40人くらい?とのこと。

Image486 井上萬二先生のギャラリー
息子さんの清高さんの作品も。
井上清高さん
お父さんは天目だが、息子さんは青磁。厚い釉薬のため造形が伝統工芸的になりがちだが、現代的な造形を作る事を心がけている。
長崎大学で油絵→中村清六さんのところで、ろくろ修行
日展審査員

Image487 Image491 小さな山を数分登って、山辺田窯跡へ。 こういうところは、あえて連れて行ってもらわないと行かない場所。一見ただの草むらになっておりましたが、有田焼の磁器の歴史はここから始まります。磁器以前は陶器も生産。

登り窯は、熱効率がよい。一番下は熱くなるまで時間がかかる。7段、8段目くらいがいいらしい。

Image494 Image498 今右衛門
十四代は襲名後しばらくは、吹き墨をあまり使わなかったが、近年吹き墨を使うようになったとの事。十三代と違うのは、ぼかしている(グラデーション)ところ。
Image499 「瑞花」十四代の創造。十四代襲名後割と早い段階から見られるとの事。柿右衛門は写実的(線の太さが変わる)だが、今右衛門は一度デザイン化する。線の太さが一定。
5点ほど焼き、割れるものが多く、売れるものは、1,2点。

基本的に磁器は、
素焼き
本焼き
赤絵を塗り焼成
の3回だが、

白磁部分の墨はじきと、プラチナ彩Image497 を使ったものでは、「6回」も焼成する。
素焼き
染付部分墨はじきのために焼く
白磁部分の墨は磁器のために焼く
本焼き
赤絵を塗り焼成
プラチナ彩のために焼く

染付部分の墨はじきと、白磁部分の墨はじきの焼成温度が違うために、分けて焼かないといけないとの事。・・・凄すぎます。物凄く手間隙かかることに挑戦しております。
背景(脇役)だった墨はじきを主文様に取り込み、表舞台に立たせている。

おっとりした造形が多かった先代に比べ、シャープな造形も目立つ。
最近、MOA 岡田茂吉賞 優秀賞を受賞。
(第一回の受賞は実は十三代らしい)

Image495 Image496 個人的には、一見伝統的な図柄に見えて、実はリンゴやイチゴ等、江戸時代はもちろん、現代でも見なかったような柄が大変遊び心を感じられて好きです。いつの日か欲しい・・・

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