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2008.09.21

福岡の質屋肥前屋質店が貴方のお役に立てる365のこと その136 普段使う食器について

最近の100円ショップの食器ってすごいですよね。デザイン、質感が優れて、これが100円?ってモノも多いです。
100円ショップのお品を否定するわけではないですが、
私なら、100円ショップの品よりも、フリーマーケットや、リサイクルショップで売られている本当の意味で良質の品等をオススメします。

モノの良さの本質は、新品か中古かで判断されるものではなく、良い「モノ」は中古であっても良いですし、そうではないものは新品でも「それなり」です。
そういったものを見る「目」は、すぐに育つわけではなく、ある程度の期間や、接する回数も大きく関係します。

良い物を見る回数が多いと、それなりの品の「色の発色の不自然さ」にも気付く事ができますし、
良い物を使う回数が多いと、それなりの品の「製品の不完全さ」に気付く事が出来るようになると思います。「重量」「使い勝手」「機能性」よい品と言うものは、それなりの品とは何かが違います。

そういったものの良し悪しを見る目を育てる必要はない。
とお思いの方は、それはそれでいいと思うのですが、
価値の判断をある程度自分でできないのは、
8割引なんて言葉に引かれて、それなりの品を実は結構な金額で買わされたりします。
他にも、電車賃払って、有田の陶器市に行って、大勢の人にもまれながら、有田焼ではない中国産のお皿を「安い!」と言って、買ってくるような事態にもなりかねません。「電車賃、手間賃考えたらそれって本当に安いの?」って話ですよね。
若い方は特に、ものの良し悪しを判断できる目を育てていって欲しいと思います。

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つぶやき 陶磁器編」カテゴリの記事

コメント

ものを見る目を養うことは人間形成にとても役に立つと感じています。
「人間学」の一つですね。
奥深い世界ですよね。
周りの情報に振り回されないしっかりとした、自分ができます。

>周りの情報に振り回されないしっかりとした、自分ができます。
なるほど。
モノは何も語らないので、粗悪品を高値で買ってしまう人は、周りの情報に振り回されているという事になるんでしょうね。
いいことに気付かせていただき、ありがとうございました。

今度、直木賞をった「利休にたずねよ」に詳しくそのことがのっています。
一度、見てみてください。

ありがとうございます。
今度読んでみます。
マルセルデュシャンの話題が不意に出て驚きましたが、こういう会話が出来る方が今までいなかったので、自由人さんとの出会いと会話は、私にとってとても刺激的です。
また、ゆっくりいろいろと教えてください。

>直木賞をった「利休にたずねよ」に詳しくそのことがのっています。

早速購入してみました!

本、買われたんですね。
また、感想聞かせてください。

読み始めの段階ですが、かなり期待できそうですね。
利休と秀吉が博多の箱崎(当店の所在地)でお茶をした文があり、妙に嬉しかったです。

ものの価値だけではなく、「歴史」「物語」「伝説」という価値を感じるのも面白いですよ。面白いですよ。

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