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2008.10.03

・・・。某大手ショップさん。それやっちゃダメです。

最近、佐賀からわざわざ有田焼類を何度もお売りに来られるお客様がいらっしゃいます。
「贈答品で、たいしたものはない」
とお客様はおっしゃるものの、
私にとっては、この方の品物がとても楽しみです。
おそらく、昭和30年代後半~40年代といったところでしょうか。
古く汚れた紙箱の中から、美しい有田焼の数々が出てくるからです。

無表情で、無難な、悪くないけど、いいところもさしあたって見つからない。というような近年のものよりも、当時は人件費が安かったのでしょうか、贈答品なのに手描きで丁寧に絵付けされていたり、今の時代にはあまり見ない、大胆な構図や、力強い筆使い(雑と言う意味ではありません)の品がありますので見ていて飽きません。
中には、はじめてみるような柄があったりするので、これがまた楽しいのです。

昭和中期の品は、日本が元気だったころの、時代性がにじみ出ているお皿類が多いと感じます。手にしてみると、当時の職人さんたちのパワーを感じます。巡り巡って、デザインに新鮮さも感じます。(閉塞感漂う現代には、繊細で緻密な柄よりも、大胆で勢いあまった感があるくらいの柄も少しはあった方がいいと思います。)

お客様との会話の中で、
当店を続けてご利用いただいている理由をお伺いしたら、
「気持ちの問題」
との事でした。
つまり、お客様が初めて来店されたときに、私が1点、1点値段をつけていたのが好印象だったようです。
「??それって、当たり前のことでは?」
と思いましたが、そのお客様が地元で大手のショップに行ったときの対応は違ったようです。
深川や、香蘭社の皿を持っていったときに、店員さんは
「はい、贈答品ですね~」
といって、中をろくに見ずに、値段を付けていたそうです。

・・・。某大手ショップさん。それやっちゃダメです。
たとえ、贈答品であっても、よい品と、そうではない品はあります。
大量生産の贈答品でも、原価の安い材料や、工程の手抜きの品と、きっちりと高い美意識で作られたものは、値段が違うのは当然ですからね。
例え販売当時の定価が同じでも、最流通する再には定価はあまり関係なく、クオリティが問題になりますから、査定額は違って当然なんです。

それにしても、佐賀の方はよい陶磁器をたくさんお持ちです。
なおしこんでいたというには、量が多すぎます。(笑)
佐賀の方は、地元過ぎて、近すぎて、有田焼の良さを過小評価しすぎかなと。。。
20年前のものであろうが、30年前のものであろうが、良い物は良いです。
宝飾品と同様に、移り行く柄のデザインの流行と、経年劣化の少ないその永遠性も焼き物の魅力の一つですね。

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