陶磁器あれこれ
歴代今右衛門の技一堂に 皿や鉢など124点、江戸期と比較も 6日から 有田で企画展
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/81274
これは、私的には必見ですね。
十四代の作品の持つ現代性と有田、鍋島の伝統の両立を考えると、
美にとっての時代性、
永遠性と時代性の関連
高い美意識の職人技の世代、時代を超えたつながり
を感じられるのではないかと思っています。
楽しみです!
佐賀新聞のHPでこんな記事を発見
陶板弁当「春の窯元市」で販売 5日から受付
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=0&classId=0&blockId=1196444&newsMode=article
見逃せないのがこの
「限定百食に対し、約1200件の申し込みがあった」
という文です。
3500円の弁当に対して、1200件です。
これが何を意味するかというと、弁当では3500円は高いですが、
弁当に付随している陶板に魅力があり、それに飛びついた方が多かったということです。
高く見積もっていても、弁当が1500円分とすれば、
この陶板に2000円以上の価値を感じる事ができる方がかなりの数いらっしゃったということです。
定価の※割引等でしか価値を判断できなくなってしまうと、
3500円の弁当? 高いじゃん
位しか思えないのかもしれませんが、
この弁当に飛びついた方々は、お金持ち云々ではなく、モノの価値がわかる方々だと思います。
このクオリティの陶板が3500円!しかも美味しそうなお弁当付き!「安い!」
と判断された方が多かったと思います。
値引率でしか価値判断できなくなる人は、こういうお買い物を見逃してしまいますね。何故なら、金額的に比較するものがないから、その価値をどう見ればいいかの判断ができないからです。
貴方は、品定めを放棄して、値引率で品物を選んでいませんか??その買い物の仕方は実は危険なんです。
とても勇気付けられるニュースでした。
大川内はとてもいい町ですよ~
« 第160回 全九州質屋大バザール 3月6,7,8日@博多スターレーン | トップページ | 雑感 »
「つぶやき 陶磁器編」カテゴリの記事
- 花器、花瓶類のお買取りのご相談(2018.07.26)
- 一見価値がないように見えても…(2018.04.10)
- セール準備中 というか、品物だし始めてます 売り切れ御免(2017.06.12)
- ─有田焼創業400年記念─ 白の造形・次代を担う作家たち @和光ホール 2017年2月17日(金) ~ 2017年2月26日(日)(2017.02.12)
- ・・・かわいいんだから仕方がない(2016.07.07)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
うちの地元の話題を取り上げて頂き、ありがとうございます。
今回の陶板作りで知り合いの窯元がヒーヒー言ってました。
同じ産地でありながらライバル同士が出展、
抽選ですが隣に並べられる訳だから、
俄然力が入っているそうです。
私の分は当たるかな・・・?
山へ起こしの際はうちにもお声かけください!
投稿: マキ@伊 | 2009.03.13 19:51
コメントありがとうございます。
>今回の陶板作りで知り合いの窯元がヒーヒー言ってました。
職人さんの製作時の大変さ等を知ると金額だけで高い安いの判断はしなくなりますよね。
佐賀の方は陶磁器を見る目が自然とありますが、それ以外の地域の人はほとんど何も知りません。
窯元さんにはもっとブログ等で仕事に対する思いや日常を発信して欲しいなぁと思います。
お知り合いの方にブログはじめるようにお伝え下さい。(笑)
投稿: 肥前屋質店 渕上清志 | 2009.03.14 09:58