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2009.04.24

忘れないうちにメモとして・・・4/20-21@問う今日

お絨毯の世界は宝石、陶磁器以上に深い情報を得ることが難しいので、いてもたってもいられずいってきました東京へ。

090420_101442 スカイマーク

往復24,000というすてきな価格。
キントウンツアーズという会社でチケットをゲット。

リンク: キントウン|国内格安航空券|福岡・東京発着便の激安価格.

時間的にも、距離的にもぐっと近く感じますね。
ホテルは、カプセルホテルで過ごせば安上がり。
移動と宿泊はあくまで手段。安ければ安いほどいいです。

セミナーは、夕方からなので、前から機会を狙っていた東京国立博物館のカルティエ展へ・・・
と思ったら、なんと休刊日・・・
多忙で調べる事忘れていたにしても間抜けすぎる・・・
090420_133229 090421_092241 上野公園は、樹木の背が高く広々として心地いいですね。
寄り道で、日本芸術院へ立ち寄り・・・
無料の公開展示で青木龍山の胡沙の舞 (63才頃の作品)を拝見。
堂々とした大きな鉢で、内側は漆黒、外側は茶色と青韻。「うわ。これ欲しい。」というのが第一印象。薄さと、造形、色の鮮やかさ、バランスの緊張感が存在感に結びついているのかなと・・・。持ち上げて重さがどのくらいかも感じてみたいなと思いました。

 

急遽、翌日の宝石の仕入れの商談を振り替えてもらい、御徒町へ・・・
バターリャ産(旧鉱山)パライバや、無処理のエメ、ロードクロサイト、ベニトアイトを始めグリーンランドで採れるという、タグトゥパイトという初耳の石などを物色。
石に関する今の情報を伺ってきました。

メインの目的の絨毯のセミナー
ここでは、今後につながる人脈と絨毯に関する深い情報を得ることが目的

090420_185118 来ている8割位はイラン人と思われる人々&司会進行もペルシャ語?がメインというアウェー感に戸惑いつつ

日本、イラン両国の国旗掲揚、国歌斉唱等があり、単なる民間団体のセミナーではなく、主催者の団体がしっかりしたものであり、本気度を感じました。

絨毯に関する書籍を20冊も執筆している、セッイェド ターヘル・ザバヒ博士による講演。
同時通訳でしたので理解するのは難解でしたが、絨毯の持つ本質に触れるような気がしました。
絨毯の上は地上の上を象徴
空飛ぶ絨毯その象徴から派生
090420_190725 6000年前には絨毯は存在した。現在中国のGinga?という博物館にあるそうです。

 

090420_194522 絨毯を前にすると、何もかもが商品化されている、資本主義文明の生み出すものの薄っぺらさを感じる。
刺激にあふれ、商品に溺れすぎている事を感じる。
心を研ぎすまして、悠久の歴史や、造り手の息吹、色彩の奥深さ等を感じる心を取り戻す必要があるように感じた。

 

ペルシャ絨毯の芸術性、永遠性を感じる事ができたことと、ペルシャ絨毯を織り上げた過去を持ち、現在は染色などを研究されている日本人の方とも知り合えたので大変ありがたいセミナーでした。

 

 

 

090421_093114 翌日は、裏のメインテーマのカルティエ展へ・・・

◆カルティエ公式サイト
◆東京国立博物館公式サイト

打ちのめされました、マハラジャのネックレスと、マリア・フェリックスのネックレス2点の計3点にに・・・
この3つでお腹いっぱいです。
200903cartier03 ただ、このマハラジャのネックにある黄色い石は、かつてはイエローダイヤだったようですが、売りに出されカルティエが入手した時点では外されていたそうです。ですので、現在の石は、イエロージルコン。
ジルコンとダイヤでは価値はずいぶん変わってきますし、この大きさのイエローダイヤを見てみたかったですが、それを差し引いても大変素晴らしいですね。イエローダイヤが付いていた当時では、空前絶後のジュエリーといえるのではないでしょうか?
この、黄色の石の下にぶら下がっている大粒の、無色石3石はダイヤです。
もともと、インドのマハラジャが所有していた宝石の数々をカルティエに作り変えさせたようですので、このピュア感からすると、おそらくゴルコンダのダイヤではないかと思います。(確認はしていませんが・・・ダイヤであるという確認はとっています。)今後みられる方は、このダイヤの澄み切った透明感にご注目してみてください。

200903cartier05 このマハラジャのジュエリーに劣らず驚いたのが、マリア・フェリックスのヘビとワニのネックレス2点

リンク: YouTube - María Félix Deluxe Diva.

このヘビうねうね動いてますよね?

なんと表現すればよいかわかりませんが、とにかく強烈でした。
技術、デザイン、素材云々も超一流で、、、という薀蓄以前に、モノとしての存在感が圧倒的でした。
狂と美が紙一重であることを感じさせてくれると思います。

 

全体を通して感じた事は、
富、権力の象徴としてのジュエリーという見方をすると、王族から、事業家、映画のスター等へその発注者の変遷が大きな流れとして感じる事ができました。
これはすごいと思える品は、そのほとんどが、誰かのために作られた つまり、スペシャルオーダーのものであるということ。つまり、宝飾品の本筋は、誰かのために作られるものであるということ。そして、既になくなられている元の所有者が多いですが、この作品たちは今後もずっと存在するだろうということ、人間の命のはかなさと、宝石、宝飾品の永遠性。

これらの逸品の数々を前にして、「自分は何をやっているのだろう?」、どんなにビジネスが大きくなってもこんな仕事はとてもできない。と凹んだが、よくよく考えてみると
自分が売っているものは、富、権力を象徴する宝飾品 ではなく、逆に、とても個人的な、例えば疲れる仕事を終えて寝る前にちょっと眺めてニヤニヤ眺めるような、誰かに誇示するようなものではなく、極めて自己満足度の高いモノであることに気付いた。小さくて綺麗なもの。限られた予算内で効率よく良品を揃えていただくお手伝い的なことであれば私が宝飾品を販売する意味を見出せるのではないかと思えてきた。カルティエでも、グラフでも色石に関してはこのクオリティはどうなんだ?と思えるようなものがあったりする。それだけ、色石というのは良質なものを集めるのが難しいのだろう。
大きさや、単価ではかなわなくても、誰かの真似ではなく、他の誰にでもはできない、自分にしかできないことはあるはずだと思えるようになれました。

帰りまでの残り時間で駆け足で常設展を見てまわりました。

強烈だったのが、リンク: 東京国立博物館 青磁茶碗 馬蝗絆.

C0049760 この半透明の質感と、色合いが素晴らしいですね。

ルビーや、サファイアには目もくれず翡翠を追い求めてきた東洋人がまさに好きそうな色合いですね。

ルビー、サファイヤ、ダイヤのようなクリスタルな輝きを好んだり、純白を白磁を求めた西洋人と違い、そうではない価値観を東洋人が持っていた事がわかりますよね。

こういう質感、発色の青磁は今まで記憶がない。再現できないほど素晴らしいものだからこそ国宝なのだうけど。。。国宝であろうとなかろうとこれは素晴らしいですね。

しびれました。

やはり私はこういうものが好きだ。鎹をイナゴと見立てて喜ぶ感性はまだ持ち合わせておりませんし、このような唐物?に背を向けた侘び寂びの茶陶を理解するには道が遠そうですね。

乱文失礼致しました。

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コメント

すごい美術品は確かにスペシャルオーダーが多いですね。
「あなただけに作りました。」ということでしょうか?
人間の独占欲を感じますね。

権力者、富豪がサポートする事で芸術家は予算を気にせず逸品を作ることに集中できるという面はあったのかもしれませんね。

利休はそういった権力者のための芸術という価値観から背を向けたという点において、モダンアートと似通った部分を感じます。

うーん、利休も黄金の茶室を秀吉に命じられて、作っていますからね。
全然、権力者の美と無関係ではないかも。
ただ、かなりいやがっていたらしですね。
秀吉は足利義満に憧れていたので、太陽を表わした金閣寺みたいな雰囲気にしたかったそうです。月の美学の利休とは相いれなかったそうですね。私の主観ですが、利休ほどのデザイン力なら美しく黄金の茶室を作れたのに、あえて不調和に茶室を作ったんではないでしょうか。
これは私の主観なので笑い飛ばしてください。

一方では秀吉の権威つけに加担し、一方では消し去らんとする両極端な心が利休にはあるように思います。

秀吉という絶対権力者の存在への反発
がなくして、利休の侘び茶の完成が完成しなかったことも事実と思うので、皮肉なものですね。

利休と秀吉の表裏一体の関係。
そういう歴史の面白さに30半ばにしてやっとこさ気付きました。
知る事は楽しいですね。

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