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2009.05.29

十三代今右衛門考

先日、13代今右衛門さんの花瓶の買取りがありました。
実物を見てみると、よく見ているものと風情がどことなく違う。
ちょっとゆるいというと語弊があるのかもしれませんが、素朴感が滲み出ている気がしました。

今までは、吹墨よりも、薄墨のほうが、品格というか、鍋島が本来持つ精神的な部分にあっていると思っていましたが、
この吹墨も13代の言葉で言うと、「ざっくりとした」雰囲気が出ていていいものだなぁと思いました。
伝統技法、文様の鍋島に、個人の好みをぶつけている、精神的な若さというか、勢い、既成概念に対する反発心、が見て取れるのではないかと思いました。

私の仮定では、初期の吹き墨のほうがこの「ざっくり感」「素朴感」「親しみやすさ感」「古伊万里の雰囲気」がでていて、
後期になっていくにつれ、「ざっくり感」が薄れていき、鍋島の品格、精緻さ等がでてくるのではないかと思いました。

http://hizenya78.way-nifty.com/blog/2009/05/post-1cc6.html

http://hizenya78.way-nifty.com/blog/2009/05/post-2053-1.html

吹墨と薄墨では比較は難しいですが、前者のほうが素朴な雰囲気は感じます。

今後、13代の作品を見るときはいつ頃のものかを気にしながら見てみようと思います。

いつ頃の作品化と、相場は違いはありませんので、何のために?と聞かれても困るのですが、そんな事をいろいろ調べてみるのが私は好きみたいです。

作品だけではなく、作り手の思いなども大事なんだなぁと思う今日この頃です。

リンク: 絵付け技法・鍋島・吹墨(ふきずみ)【うまか陶】.

13代の吹墨技法に関する思い等などです。

リンク: 【今右衛門の世界】初期伊万里のことなど.

リンク: 【今右衛門の世界】十三代を襲名して

.リンク: 【今右衛門の世界】紫綬褒章をいただいて.

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