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2009.07.06

日展2009@福岡市美術館

先日、日展へ行ってまいりました。リンク: 日展(日本美術展覧会) - 巡回展.

感想を書こうと思いながらなかなかまとまった時間がなく書けずにいたのですが、まずは少しでも書かないとどんどん忘れてしまうので・・・

去年もいったのですが、ブログの記録が・・・ない・・・。
感想も書いていなかったのかな?もったいない。まあいいか。

全体を通しての感想は・・・。
新しい時代を切り開くようなアートではなく、昭和の香りが残っているアートが多いという点。

村上隆、奈良美智のようなポップアートが世界で高く評価されているし、特に昨年は世界的なバブルのおかげもあり1つの作品に16億円の値が付いたりしている。

リンク: 村上隆氏のフィギュア作品、16億円で落札 ニューヨーク - MSN産経ニュース.
そういったアートは殆んど見られないという点。

日展の歴史をちょこっと調べてみると、官主導で始まっているという歴史から、お堅く、権威的になりがちな傾向は致し方ないのかもしれませんが・・・。

リンク: 日本美術展覧会 - Wikipedia.
来ているお客さん達も、ご年輩の方々が多かったので(平日の昼間だから当たり前という話もありますが)、お客さんが求めているものを展示しているという点では問題ないのかもしれませんが、

モダンアートは、そもそも権威や常識等になじまないアートなので、官主導の展覧会に出てこないということは、それはそれで正しいのかもしれませんね。

時代は変わっているが、人の内面は変わっていない。変わる事は勇気がいることかもしれないけれど、やっぱり必要なんだという事を感じた展覧会でした。

追記:
陶芸に関しての感想は、いいなぁと思うものは、佐賀や福岡の作家さんが多かったです。
北部九州の陶芸家の層の厚さを感じました。地に足ついた感じですし、現代を感じさせるものが多いと思います。
それに比べて、なんだこりゃ!ただ造形で奇をてらっているだけなのでは?というものもチラホラあり、その造形がなんとも昭和30年代後半~40年代的で・・・。レトロ感覚を目指しているのではなく、地がレトロ感覚なのがなんとも・・・。(辛口でゴメンナサイッ)

追記:エラソウにつらつらと書かせてもらいましたが、まぁでも、年に1回日本の芸術家さんたちの作品を多く見ることができる機会を与えてもらっているという点は感謝すべき事なのでしょうね。今年は、去年とずいぶん印象が違ったように、来年も違った目線で日展を見ることができるのかもしれません。

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コメント

私も日展の陶芸作品は、売ることを目的にしてはいけないそうです。あまりに写実的なのもダメです。
売りが表にでたら落選します。
だから日展の作品と自分の個展作品は全然違う作家が多いです。
絵の場合は写実中心ですが。


自由人さん。ありがとうございます。なるほど、そういうことだったんですね。
美とは何か、いい陶芸作品とは、いい絵画とはという答えはひとつではありませんからね。
日展にはそういう基準というかそういう価値観があるということを知ることで、また見方が違ってくると思います。

基本的に展覧会の作品は見て楽しむものなんです。
だから、市場のニーズを調べることなく、自分の個性を表現したものなんです。

日本で焼き物が美術として認められたのは近年なんです。それまでは、高級工芸品はありましたが、それだけを見て楽しむという文化は基本的にあまりありませんでしおた。正確にいうと
茶道具や水指は美術品ではないんです。
ただ、本当の美術品だけでは生活できないので、個展では高級工芸品よりの作品をつくっているのが現状だと思います。

商売的には用途、寸法を考え、展覧会に出品し、延長線上の作品を個展で売れば儲かるのですが、そういうことをしているひとは日展では馬鹿にされる世界なんです。
だだ、売ることがだめだという風潮には私もついていけないところがあります。
一番いいのが学校の先生で生活は保障されながら、作りたいものをつくられています。

なるほど~。勉強になります!!
そういった背景を知った上でもう一度作品を見てみるとまた違った印象になると思います。
商売人なので、ものを見るときに金銭のことが頭をチラチラよぎりますが、
見る側(私)の視点も、そういった視点から離れて見てみようと思いました。
「モノ」ではなく、造り手の「内面」を敏感に感じ取れるようになりたいものですね。
ありがとうございました。

雑念を払い、神経を研ぎ澄ました時、焼き物の表面に見えてくる世界も本当にあるんですよ。笑。

東京の日展にいかれたら、また見方がかわりますよ。
すごいです。

見る側も内面を向上させないと、モノのよさが見えてこないのでしょうね。日々精進ですね。

東京はもしかして、冊子に載っているものが全部出てたりして・・・。

今後は、東京でのお仕事が少しずつ増えそうな気がします。
機会があれば一度見てみたいですね。

そうです。
冊子にのっているものが全部でます。
迫力は地方とは全然違います。
一度見てみてください。

全て値段がついているの見に行くのも悪くありませんが、一度そういうのを忘れて、美術の世界にどっぷりつかってみるのもいいですよ。

全部ですか・・・。それはただ事ではないですね。冊子を購入したのですが、見てみたいなぁと思うものがチラホラあったんですよね。
次回以降、機会があれば是非見に行ってみたいですね。

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