« コミュニケーション | トップページ | 販売済:ルビー(非加熱)1ctUP ダイヤ取巻 PTリング 【管:S_SSNUN »

2009.10.26

印象派はこうして世界を征服した の 感想

1_2


フィリップ・フック/著 中山ゆかり/訳

印象派はこうして世界を征服した

印象派は、出現当初、極めて前衛的な絵画と認識されていた。
仕上げを行わない。
題材が宗教や、権威を示すものではない

フランス、アメリカ、ドイツ、イギリス等でその印象派がどのように受け止められたか

そして、

時を経て、何故印象派の作品群が絵画の中で頂点を極めたのかが書かれた本です。

印象派は近代絵画の口火を切った技法と思っていたが、
コンテンポラリーアートという面もありながら、
それ以前の絵画の終わりの形という側面も持っているという視点にはなるほどなぁと思った。

歴史が新しい分、後日その作家の作品では無いという発見が出にくいという点(安全性)
単なるアートとしてではなく、資産として、マネーゲームの材料として、富裕層が自己顕示のために使う道具として扱われているという側面や、
クリスティーズvsサザビーズの攻防なんかも興味深かったです。

何事も、重要なのは「人」ですね。際立った才能をもつアーティスト、画商、コレクター、オークショナー、それぞれがそれぞれの思いを持って突き進んだ活躍があっての現在なんだなぁと・・・。

浮世絵を日本のアートと言っていいのかどうかは良くわかりませんが、日本人のデザイン感覚が印象派作家達に大きな影響を与えた件については、現代のフランス人も日本文化が好きな根底を垣間見た気がします。

アメリカ人が憧れるフランス文化>フランス人が憧れる日本文化>日本ってすごいやん! というのはごういんですか?

一つの作家の作品が、何億というのはやはり何かが加熱しすぎなんだろうという気はします。
所詮一つの価値観なので、普遍のものではなく流行があると思う。
印象派が発生した当初のコレクターと、現代のコレクターでは意味合いが違うのでしょう。
過去の遺物を追いかけるよりも、未来を切り開くアートのコレクションが見てみたい。

心が空っぽの現代アートではなく、高い精神性が感じられるものが次世代に求められるアートなんだと思う。(げ、いつの間にか脱線・・・)

と言いながらも、私もモネの積みわらシリーズや、睡蓮シリーズはとても好きなんですけどね。

まぁ、何億と言う取引は、質屋の私には無縁の世界ですが、
「モノ」を相場で売買するお仕事の末端にいるものとしては、興味深い本でした。


印象派はこうして世界を征服した

↑アマゾンへのリンクではないのは、極力街の書店を利用して欲しいなと思いまして。。。
アマゾンは非常に便利ですし、大変ありがたい面もありますが、便利さと引き換えに、町の書店を失う事もなんだか心配ですので。。。皆さん極力町の本屋さんで本を購入しましょう!

« コミュニケーション | トップページ | 販売済:ルビー(非加熱)1ctUP ダイヤ取巻 PTリング 【管:S_SSNUN »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/141730/46586989

この記事へのトラックバック一覧です: 印象派はこうして世界を征服した の 感想:

« コミュニケーション | トップページ | 販売済:ルビー(非加熱)1ctUP ダイヤ取巻 PTリング 【管:S_SSNUN »

広告


フォト

TEL:092-651-2197

当店連絡先(予約制)