『酒器と一輪差しと陶板』展 2009@博多大丸
昨日、博多大丸の
日本工芸会西部支部陶芸部会員展
『酒器と一輪差しと陶板』展
へ、行ってまいりました。
テーマが、酒器ということもあり、小さなカワイイ品がズラーッと並んでおりました。
私はお酒は飲まないのですが、
エスプレッソを飲むのにちょうどよいぐい呑みを探しているところでしたので、
ちょっとイレギュラーな視点で物色・・・
作品を眺めるというより、自分が欲しいモノを探すというのは、
また、別な視点でモノを見れるので楽しかったです。
最初に、福島善三さんという方の、ぐい呑みに目が留まる・・・
コレ、なにか気になる・・・
もう一方のの青瓷のぐい呑みも気になり、見比べていると、大丸の方が・・・
福島さんが、いろんな賞をとっていて、これから伸びていきます的なトークを・・・
商品査定と違い、自分が使うものは、自分が気に入って長く使えるかどうかが問題なので、
これを何年も保管して将来高く売れるかも?
なんていう欲は抑えなくてはいかんのです。
頭を冷やすために、8階で大々的に行われている柿右衛門展へ・・・
噂の新シリーズ、泉山100%の品々が思った以上にいい感じでした。
もっと、荒っぽくて、雑な感じがしているのかなと思っていましたが、
とても上品な感じですし、独特のきめ細かく柔らかい品のある磁肌と、染付の色合いがとても魅力的に感じました。
このクオリティで作るのは結構大変なんじゃないかなと思いました。
道具の展示なども興味深かったです。
十四代の濁手の品々もずらーりと並んでいてかなり見ごたえありました。
欲を言えば、もっと、自然光というか、住居の環境に近いような自然な間接照明的な照明で見れたらいいのになぁ~、等と思いました。
まぁ、でも本当に結構なボリュームで見ごたえありましたよ。
(時間がなかったのが残念です)
余白の美 酒井田柿右衛門
↑こちらの本はオススメです。
読みやすいですし、作品しか見ることができない我々ですが、職人さんがどのように働いているとか、作品作りの難しさとか、ヨーロッパの価値観と日本の価値観の違いとかいろんな事を知ることができますよ。
で、また6階に戻ってぐい呑みを物色。
荷物を置かせてもらって、上着を脱いで、リラックスした状態で選びなおした二点を購入。
福島善三さんのぐい呑み
津金日人夢さんのぐい呑み
特に、津金さんの作品群からはなんだか感じるものがありました。
1973年生まれだそうで、同世代。
妙に納得。今後要チェックマーク入りました。
いつの日か訪ねてみたい。
(このブログでこの方の作品の感想を前に書いていた事はすっかり忘れていました・・・。)
大丸のイルミネーションが今年はポップなクマ?さんに!!
日本テイストのポップアート的なデザインが普通にデパートに溶け込む時代になったんですね~。
今までのはマンネリ化していたので、ナイスチョイスだとお思います。
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