ちょっと前のお話ですが、岩田屋で催されていた日本伝統工芸展に行ってまいりました。
夜中に書いているので、ゆるゆる文体でご勘弁。
最初に目に付いたのが、中田博士さんの「真珠光彩壺」でした。
なんと、昭和54年生まれだそうで、若いのにすごい!
今までに、見たことがない磁肌が大変印象的でした。
若いってだけで、興味が俄然わいてくるのは、私だけなのだろうか?
でも、若い方々が賞をとっていき、世間に認知され、大御所となっていく姿を見るのはきっと楽しいだろうと思う。
柿右衛門さん、今右衛門さん、等などの大御所の方々の作品は、ある程度世界観ができているので、やはりこういう場所では、若手の作
家さんの挑戦的な作品を見つけるのが面白いなぁと・・・。
中島宏さんの「青じ鉢」は、そういえばずっと青銅器的なものを見ていたような気がしますが、今回のものは色もいいですが、環入の入
り方がリズム感を感じさせる、とても特徴的な鉢でした。大御所の方の作品は変化していないのではなく、必ず変化はあるだろうと思う
ので、変化がないと決め付けず、毎回きちんと見ていったほうがいいのかもしれない。
前田正博さんの作品「色絵銀彩角鉢」も、カラフルなものから作風が変わったとのことですが、過去に追いかけてきていなかったので、
作風の変化をリアルタイムに楽しめないのが残念。会場では、銀彩と書いているのに、ぜんぜん銀じゃないなぁと思っていたが、資料を
見てみると確かに銀彩だ。宝石もそうだけど、陶磁器も照明環境は結構大事なものかもしれない。今後はもっとアンテナを高くしていろ
いろなものを見ておかないとなぁ~。
津金日人夢さん「青じ八角鉢」。 彼の作品との出会いが、ぐい呑みだったので、繊細なイメージがあったのですが、作品を見てビック
リ。
主役を食ってやろうといわんばかりの力強い大きな作品。彼の気合が感じられます。でも、彼の造ったぐい飲みはほんとに繊細でいいで
すよ。
24 井上康徳 白磁色絵線三角形花器
54 小野隆治 釉象嵌壺
66 金田比陶美 輪積鉢
24 今泉今右衛門 色絵薄墨墨はじき時計草文鉢
39 太田秀隆 黍灰釉掛分鉢
176 中村清吾 白磁深鉢
124 庄村久喜 磁の鉢
38 太田富隆 鉄釉彩線文鉢
31 浦口正行 青じ鉢
40 大谷昌拡 釉裏紅やぶがらし文鉢
55 小畑祐司 白磁波尽くし彫文皿
58 勝田文博 和紙染山吹文絵皿
148 田中光謙 青じ大皿
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