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2010.06.25

大丸松坂屋百貨店:中古ブランド品、買い取り・販売へ

http://mainichi.jp/select/biz/news/20100622ddm008020077000c.html



このビジネスモデル。
後手後手で苦し紛れの一手にしか読み取れない。
悪いとは言わないけれど、百貨店の苦しさが滲み出ている感じがする・・・

ライフスタイルの提案としての中古というよりも、
とりあえず利益が欲しいんです というのが滲み出ちゃっている・・・・

「百貨店」という看板はすごい威力があるので、集客には困らないと思います。
でも、根っこの部分の思想がないと、対応に困ってしまうことが多々出てくるのは明らかかなと・・・

宝飾品類は扱うみたいですが、
陶磁器類はどうするのか、ペルシャ絨毯はどうするのか
ブランドバッグよりも、経年劣化に強く、流行による変化も緩やかなのに何故取り扱わないのかという壁がきっと出てくると思う。

是非とも、百貨店さんには、絵画、陶磁器、ペルシャ絨毯、漆器 などの経年劣化に強い美術品、工芸品。
こういった分野にこそ頑張ってもらいたい。

まぁ、中古品の地位が向上することに関しては心から応援していますので、
是非とも頑張って欲しいところですね。

売る事を考えてモノを買う思考がもっともっと広まっていけば、
「消費者」なんていう、人をバカにしたような言葉は死語になる日が近づくかもしれないと思っています。

消費者・・・ ホント人をバカにした言葉です。

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つぶやき 徒然編」カテゴリの記事

コメント

いささかデパートも焦りが見えるなあ。
まあ、信頼性のあるデパートが中古品販売にのりだすことは、
他の業者の方には脅威ではあるでしょうけど。
問題はライフスタイルの提案という観点が甘いということですよね。

ですよね~。
まぁ、僕も偉そうなことはあまりいえないので精進します。

相変わらず興味深いブログで(こちらの方こそホントに)参考になります。
貼り付けられてるYou Tubeは削除済で確認できません
でしたが 笑。
今の時代において「消費者」の対義語は「生産者」でなく
「搾取者」といったところでしょうか。
キャパの大小に関わらず、強い思想、理念がないといずれ
淘汰されゆく、なと・・・・
真面目ですみません ガラにもなく 笑。

>キャパの大小に関わらず、強い思想、理念がないといずれ
淘汰されゆく、なと・・・・

自分は何故質屋をやっているのか、質屋という仕事を通して何をしたいのかって事は最近よく考えています。
そう簡単に答えは見つかるわけもないのですが・・・

この記事へのコメントは終了しました。

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