GRAFF / グラフ
先日、質屋仲間の間でグラフ GRAFF の話題になったのをきっかけに・・・
すごすぎて、このブログであまり話題に取り上げてこなかったですが、
最近はいろんなところでその名が轟きだしたので、ちょいとご紹介・・・
手っ取り早いところでは・・・・
今、書店に並んでいる、婦人画報2010年9月号にグラフに関する記事が特集されています。
2008年12月10日 クリスティーズ ロンドンオークションで、当時の史上最高額
16,393,250£(22億5000万円)で ヴィッテルスバッハ ダイヤモンドを落札
THE WITTELSBACH DIAMOND
35.56ct
Fancy Deep Grayish Blue
VS1
このデータだけですごいのですが、
この石は、スペイン国王から、の贈り物という、300年以上の由来と歴史がある、名のある石を手にしたあとに・・・
ここからすごいのが、さらにこれをリカットして、
31.06ct
Fancy Deep Blue
IF
の Wittelsbach Graff Diamond に生まれ変わらせました。
(カッターは、アントニオ・ビアンコ)
グレイ感と、キズを取り除きより良い姿に仕上げたのです。
すごい~。
触るのも恐れ多いような石をリカットする決断ができるのもすごいですね。
彼には、石を手にすること、手を加える事に対して、「自分にはその資格がある。もっと美しさ、価値を高める事ができる」という、自負があったのでしょうね。
逆の見方では、ダイヤモンドにその資格を認められたというか・・・
別のダイヤになりますが・・・
The Vivid Pink Diamond という名を持つ石をセットしたリングもグラフのもの
このグラフ製のリングは、リーマンショックの衝撃が冷めやなぬ世界情勢の中で、
2009年12月1日 クリスティーズ 香港オークションの出品された。
落札額は、予想価格を大きく上回り、 8354香港ドルで落札され
1ctあたり2150000US$は、1ctあたりの落札額としては史上最高額を叩き出した。
という、不況の風もものともしない破竹の勢いのあるジュエラーであり、ブランド。
買値も、売値も、中古価格(この言い方は??ですが、一旦誰かの手にされたものなので・・・)も強烈ですね。
しかも、一代でここまで上り詰めているというのもすごすぎて、あまり紹介する気が起きませんでした・・・
ローレンス・グラフさん・・・ 結構なお歳ですが、勢いはまだまだ衰える気配はございません。
他のブランドであれば、一生のうちで取り扱う事もあるかもしれないと思っていますが、
グラフに関しては、半分最初から諦めています(笑)
ずいぶん前に読んだので、どんな記載があったか忘れてしまいましたが・・・
今度、機会があれば、読み返して紹介します。
ちょっと前の書籍(洋書)ですが
それまでのグラフの仕事ぶりも沢山見れます。
どれもすごいですが、
この中のパラゴン ダイヤモンド / PARAGON DIAMOND は キてるな~ と思っています。
誰もかなわない・・・
FABULOUS という単語から連想する人といえば・・・ ローレンス・グラフ。
現代のカリスマの一人ですね。
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コメント
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うわ~。なるほどですねぇ!
勉強になります☆
投稿: みゆき | 2010.08.20 12:27
みゆきさん
いえ、こちらこそ
エラソーに書いていますが、半分くらいは、昨晩一生懸命調べました(笑)
いいきっかけになりました。
投稿: 渕上清志 | 2010.08.20 12:49