日常をとりもどせ / 九州国立博物館@あじっぱ 「針聞書」展示
日常をとりもどせ と言っても無理な話。
大阪北部で阪神大震災、福岡で福岡西方沖地震にあった者としては、人事とは思えない。
2度の地震で、親しい友人や家族などを亡くしたわけでもないのにこれだから、
被災地の方々はもちろんですが、過去に地震で大きな被害にあわれた方は心をえぐられるような辛さと向き合っているのではないかと思います。
1週間、心身ともに落ち着かない時を過ごしましたが、救済の手が行き届いていない地域も残っているし、原発は余談を許しませんが、だからといって、足を止めたままにするわけにもいかない。
日本で一番元気を取り戻せる可能性の有りそうな街、博多の人間として、無理やりでも、カラ笑いでもいいから、日常を取り戻さないといけないと思っております。
昨日は、地元の小学校で卒業式だったので、息子が休校。
二人で、九州国立博物館へ行ってまいりました。
息子とのんびりすること自体少ないのですが、こういう何気ない日常ほどありがたいものはないのだと改めて思いました。
いつもは超特急で特別展を中心に見てすぐ帰るという感じでしたが、今回の目的の半分は息子とゆっくり過ごす。というのもあったので。
息子のペースに合わせながら九国での時間を過ごしてきました。
まず、九国の特別展は2階にあるのですが、1階には子供向けの「あじっぱ」という無料のコーナーがあり、国内外のいろんなものをさわったり見たりできるスペースがあります。
そこでの『針聞書』の公開が素晴らしかったです。
http://www.kyuhaku.jp/collection/collection_info01.html
http://www.kyuhaku.jp/collection/collection_info01-2.html
江戸時代、杉田玄白が解体新書を翻訳したのは習っていたけれど、
鎌倉時代の人々は体内にこうゆう虫が入ることで病気になると思っていたということは知らなかった!
現代の僕からみるとどう見てもポケモンとかゆるキャラと同列に見えてしまうのですが・・・
隣接の売店で、この虫たちのぬいぐるみ等が販売されているのですが、ぜひとも人気が出て欲しいものです。
僕のお気に入りの虫は、「脾積 ひしゃく」
脾臓にいる虫。甘い物が好きで、歌を歌う。へそのまわりに針を打つとよい。
・・・だって。
娘の体内には「ひしゃく」がいるかもねと、息子とニヤリ
自分の娘のへそのまわりに針打とうかと思いましたが、
??あれ、ひしゃくが歌うのか、ひしゃくが体内に入られると歌をうたうのだっけ???
針を打つのはやめておこう。
あじっぱは、無料ですし、小学生のお子さんをお持ちのご家族は、太宰府天満宮へのお参りの際に、
こういう所でのんびり過ごすのもいいかもね と思いました。
九州国立博物館は、特別展だけでなく、というか常設展の展示品がすごいです。特別展にご興味がなくても、太宰府へお寄りの際はぜひご覧頂きたいと思います。
げ、黄檗展と、田中丸コレクション展の感想書く時間が・・・
気が向いたら書きます。
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