2013年 01月 15日 ロイター
スイスのスウォッチ、加ハリー・ウィンストン宝石部門を買収
[チューリヒ 14日 ロイター] 宝飾品・高級時計メーカーのハリー・ウィンストン・ダイヤモンド(HW.TO: 株価, 企業情報, レポート)は、高級時計・宝飾部門をスイスの大手時計メーカー、スウォッチ・グループ(UHR.VX: 株価, 企業情報, レポート)に売却することで14日合意した。売却額は現金で7億5000万ドル。
スウォッチは高級品の品揃えを拡大し、ハリー・ウィンストンはダイヤモンドの鉱山事業に集中する。
ハリー・ウィンストンの高級品部門売却後、元来の鉱山部門はドミニオン・ダイヤモンド・コーポレーションという名称に改められる。
スウォッチのニック・ハイエック最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで、ハリー・ウィンストンについて、約4─5年後の売上高を10億スイスフラン(11億ドル)超、純利益2億5000万スイスフランを見込んでいると明かした。
スウォッチは、2012年の売上高が81億スイスフランで世界最大の時計メーカーとなっている。同CEOは「2012年同様、時計(事業)が引き続き大きく成長すれば、2013年は売上高90億スイスフランも達成可能だ。今回の買収で言えば、当然それ以上にもなり得る」と話した。
スウォッチは今回の買収で、ドミニオン・ダイヤモンド・コーポレーションと引き続きダイヤモンドの調達で連携するほか、一部債務も引き受ける。共同のダイヤモンド研磨事業の可能性についても検討するとしている。
ハイエックCEOは、ハリー・ウィンストンが日米市場で手堅い地位を占めている点が魅力と言い、欧州での可能性も大きいとした。
14日の株式市場で、スウォッチは約3.4%高となっている。
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ハリーウィンストンが、スウォッチの傘下ですか~
2度の大戦で、疲弊していくヨーロッパの人々の宝飾品を引き受け、
リカット、リメイクして、当時景気が良かったアメリカの人々に売ることで、伸びていったハリーウィンストン。
時を経て、理由はわかりませんが、今度はスイスの時計メーカーの参加に入っていく。
いち早くアジアに進出し伸びていった、グラフの事を考えると、経済発展している地域の顧客をしっかり持っていることが、ジュエラーにとって重要だったということか?
でも、資本主義が地球をほとんど覆い尽くして、今後伸びていく国々なんてそうそう大きな規模では出てこない。
となると、閉じた世界での優劣になってくると、生き残りの方法はまた違ってくるようにも思う。
日本人?の感覚としては、世襲で、色濃い企業DNAを残していって欲しいものですが、
そのような感覚は、世界的な視点で見ると例外的なものなのでしょうかね?
企業規模が大きくなるとそうは言ってられないのかもしれませんね。
DNAの多様性は、大事だと思うので、何代も続く日本のジュエラーさん等は特に、売上、流行重視ではなく、DNA重視で生き残りを頑張っていただけたらと思う。
あれ?話が、変な方向へ・・・
ハリー・ウィンストンの手がけた特大の宝石の数々が載っています。
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