メールインタビュー:プロに聞く / コンクリート住宅 のこと
ちょっと、建築関連のことを学びたいなーと思うようになりまして、このブログを使って、建築関係の方々にメールでインタビューをしてみようかという試みです。
質屋のブログに、何故建築?
という感じですが、暮らしのことを考えると、結構大事なことのようにも思います。
しばらく試行錯誤が続くかと思いますが、とりあえず走りながら考えてみます。(笑)
今回、質問させていただいたのは・・・
さとう建設 佐藤勝則さん です。
株式会社さとう建設
福岡県筑紫野市大字原187-3
092-925-0127
http://www.e-satou.com/
私の、素人丸出しの質問にも、丁寧にお答え下さりありがとうございました!
------ 以下、質問メール
こんにちは。
前々から、いろいろな方々にインタビューしてみたいと思っていたのですが、仕事柄なかなか、外出する時間もとれず、メールでのインタビューをいろいろな方にさせていただければと思っております。
コンクリート住宅をオススメされている佐藤さんに、いろいろと聞きたいことがありまして、インタビューのお一人目に佐藤さんにお願いできればと思います。
何故、私が住宅に興味を持ったかといいますと、仕事柄モノをよく扱います。
うちは特に、流行で使い捨てされるものではなく、経年劣化の少ない陶磁器類や、美術品、ジュエリー等を扱うことが多いのですが、形あるモノの中で、住宅が一番高価だな。 という、変な?発想から、住宅に興味を持つようになりました。
素人なのでトンチンカンな質問をするかもしれませんが、ご容赦くださいね。
試行錯誤の段階ですが、会話形式で、お話を進めれればと思います。
まず、お話をすすめる前段階の質問ですが、
コンクリート住宅のおおまかな特徴等、それらが記載されているURLでも構いませんので、お教えいただければと思います。それを、踏まえて次回質問させていただこうかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
------ 以上
という、メールに対して、以下のお返事をいただきました。
------ 以下、お返事のメール
あまり謳われていない基本のところを説明します。
まず、
コンクリート造の「工法」は大きく二つありまして、
1)現場打ち工法
現場でコンクリートを流し込んで(打設といいます)構造体を作ります。
鉄筋を網の目状・カゴ状に組み上げて、それを包むように型枠で柱や壁や床の形(箱)を作って、上からコンクリを流し込みます。
コンクリが固まったら型枠を外して構造体が完成します。
設計の自由度が高いです。
2)プレキャストコンクリート工法(PC工法)
プレ(前もって)キャスト(打設)したコンクリート版の工法です。
工場でコンクリートのパネルを作ります(壁や床のパーツです)
それを現場に運んできてクレーンで吊って組み立てる工法です。
パネルの継ぎ目は専用のモルタル(セメント粉と砂と水を混ぜたもの)を充填して固定します。
(ちなみに、モルタルに砂利が加わると生コンクリートです。調合は複雑ですが)
この工法は大成建設パルコンというのが有名です。総合展示場にもモデルハウスがあります。
公共施設や大規模建築ではたまに見かける工法ですが、
住宅では大手しかやってないでしょうね。(大量生産しないと採算合わないはずです)
もうひとつ、
「工法」でなく「構造」の切り口で分けられます。
あ)ラーメン構造
豚骨ラーメンは関係ないです(苦笑)。
柱と梁で建物を持たせる構造。床や壁は無いなら無いでも成立します。
マンションで一階が駐車場になっていることがありますね。1階は壁なしで。あれです。
意匠や内部空間の自由度が高いです。マンションでも1階のすべてが駐車場になっているのもありますね。
でも小規模建築(住宅規模)だと狭い分、相対的に柱が邪魔に感じることが多いです。
い)壁構造
これは壁で持たせる構造。必然的に壁が多くなります。柱が無い(構造計算上はあるのですが、でっぱりとして
見えてこない)ように見えます。ビルの端っこに行くと柱が出てますね。壁構造の建物はあれが無いです)
壁(柱の代わり)を多くとる必要があるので特大の窓は設けにくいです。
大空間も作りにくいです。構造的な内部間仕切り壁が必要になるので。でも住宅における「広いLDK」程度は
充分実現できます。
3階建てくらいまでの住宅の規模の建物が限界で、それ以上大きな建物だと上のラーメン構造になるでしょう。
※
現場打ち工法は、ラーメンも壁構造もアリです。
PC工法は、ほぼ壁構造です。
※
少々マニアックでしょうか?
------以上
いや~、質問してみてよかったです。何でも、知ることは楽しいですね。
大まかな、枠組みもよくわかっていなかったので・・・
建築関連の知識はほぼゼロなので、ここをスタートに積み上げていければと思います。
また、メールで質問をしてみたいと思います。
ではまた~
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