見えにくいところほど
オーダーしたピアスを納品したところ、気に入っていただき、
別のピアスも同じような使用感にされたいとの注文を受けました。
その、別のピアスも、うちでオーダーし、別の職人さんに頼んで作っていただいたものでしたのでかなり申し訳なかったのですが・・・
実際出来上がりを触ってみて、納得しました。
全然違う・・・
ちょっとゆるく感じられていたものが、パチっと感があり、安心感が全然違いますね。
何が違うんだろうと、マイクロスコープ使って調べてみると・・・
職人さんが作りなおしたものは、溝がしっかりあるんですね、この溝がパチっと感を出していたのか・・・
職人さんがおっしゃっていたのが、量産品は溝を作った時のエッジがありすぎて使用の際にザラザラ不快感を感じさせるものがあるとのこと・・・
今回は、溝が浅すぎて、不安感を増していたのですね。
ピアスのポストの溝・・・
そういうところまで気が行き届いていなかった・・・
でも、そこをきちんと押さえる方はいらっしゃるということだ。
そもそも太さが違うので、単純な比較はできないんですけどね。
でも、あのガッシリ感はこういう太さにあったのかと今頃納得・・・
見た目にはわからないけれど、その意識の差は大きいですね。
こういう現実に気づいてしまうと、誰に仕事を頼むかってところは慎重になってしまう。
自分自身も反省すべき点があり、細く、繊細にという事にこだわりすぎていたのかもしれない。
あまり形にこだわり過ぎると、素材の強度、使用感を犠牲にしてしまうということを学びました。
ジュエリーも奥が深いですね。
逆の立場で言うと、自分はそんな細かいところまで気が行き届いていないので、きちんといろんな部分に気を行き届かせることが必要・・・ なんだか自己改革が必要っぽい・・・
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