日本のデザイン 原研哉著 読書途中 感想文 その1
久しぶりに、読書らしい読書中・・・
いろんなヒントが散りばめられているのでメモ的に・・・
大量生産、大量消費社会のピークを体験し、加えて東日本大震災という大きな喪失を体験した我々日本人が、今後どっちの方向を向いて生きていくか、モノとどう向き合っていくか、他の国々では到達しえていないこの感覚をどう世界に発信していくのか的な内容と受け止めて読んでいます。
様々なヒントが散りばめられているので、脱線しながら読み進めよう。
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プロテスタントは労働を肯定し、それが産業革命、資本主義の発展に結びついたように、
日本の仏教の禅も、日々の労働からでも悟りの境地に立てる、という労働を肯定する思想的背景があったからこそ、近代化の大波に乗ることができたのだろうと思う。
多くの宗教が、精神の向上と、労働を切り離している。
罪の贖罪としての労働であったり等。
更に、お金を得るための仕事だけでなく、禅は掃除などの日々の繰り返しも悟りにつながると重要視している点は、思想的インフラとしては、日本が、世界に誇れるものではないだろうか?
清掃は、指示されてするものや、お金を得るために行うものではなく、やって当然という思想的な基盤があれば、都市の美観も保てる。美観を維持するための社会的なコストもかからない。
自分たちの教室は自分たちで清掃するという学校教育は当たり前と思っていたが、海外では違っていたりするらしい。
掃除までしなきゃいけない日本の学校教育は云々的な意見をネットの何処かで見た気もするが、公共の場所を皆で掃除をしようという思想は世界に誇っていいと思う。
(世界を知っているわけではないんですが・・・)
あらためて、禅とは何であるかを日本人が再認識するときに来ているような気もする。
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追記:発言小町 生徒が学校の掃除をすること(海外)
やっぱりそうだ。
多くの国では、学校は清掃員が行なっているようだ。
公共物は、それを利用する皆がメンテナンスをするという学校生活が、都市の隅々の美観にもつながっているのではないだろうか?
清掃という労働を否定しない、日常の当然のことと考える日本人の思想は世界に誇っていいような気もする。
とか、エラソーに書く前に、店の大量の在庫をきちんと整理整頓せねば~
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