日本のデザイン 原研哉著 感想文 その2
その1の続き?
ざっくりと読んでみて、過去に蓄積した、文化、歴史の価値。
そういうことに、気づかせてくれると思っていたら、
後半は、テクノロジーに話が進み、そういえば、テクノロジーも日本の資源だなと気づかせてくれる。
未来に向かって、いろんな窓が開かれたような読了感があり、なかなかおもしろかった。
目次を俯瞰してみると・・・
1.移動 - デザインのプラットフォーム
2.シンプルとエンプティー - 美意識の系譜
3.家 - 住の洗練
4.観光 - 文化の遺伝子
5.未来素材 - 「こと」のデザインとして
6.成長点 - 未来社会のデザイン
あとがき
で、構成されている。
話の流れが、「現在」「過去」「未来」という大きな流れがあるようにも思える。
いずれにせよ、日本は資源がない。
という、話はよく耳にするが、
歴史、文化、テクノロジー、そしてそれらを生み出してきた「人」という資源があるではないか。
という事を、気づかせてくれたような気がする。
そして、このどん詰まりのような日本の現状は、
過去の踏襲、現状維持ではなく、未来に大きく視点を向けることで可能性が大きく広がるような
そんな気持ちになれました。
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