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2013.10.30

from 大阪



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大阪の方に、源右衛門さんの食器類を中心にお売りいただきました。

15年ほど前に購入されたそうです。

特に源右衛門さんの食器類は「使われる」ことに重きを置いた、モノづくりをされています。
絵付けが、ピシーッとなっていないところは、あえてそう描いていますし、古伊万里を思い起こさせる深みのある染付の色も源右衛門ならではのこだわりであったりします。

それはさておき・・・

食器類は、価格の上下かかわらず、使われるために生まれていますので、基本的には使ってあげるのがその食器にとっては一番いいことだと思っています。

いろいろな事情で、使わない場合は、

使う予定もなく保管していると、そのスペースも生かしていないことになりますので、

今後も使わないであろう、という判断をした場合は、使ってもらえるよう何らかのアクションを起こすことをお勧めいたします。

それが、人に譲るでもいいでしょうし、フリーマーケットや、バザーに出品するでもいいと思います。

使わずに眠らせる。

これは、モノも、場所も生かしていませんので、「モノも場所(住居スペース)も生かす」という考えを頭の隅に入れていただくといいかもしれません。

断捨離のような、「切り離す」ではなく、「生かす」という視点から見てみると違った発想になるかもしれませんね。

高かったものだから、手放したくない という場合は、どんどん使ってあげたらいいと思います。

もったいないからと、しまい込むのは一番もったいない気がします。

寝かせておいて、価値が上がっていくものはこの世にはほとんどございませんので…

陶磁器は、捨てられたり、割れたりしなければ、人の寿命より長く生きます。

自分の所有物、という視点が強いと見えないものが、陶磁器側の視点に立ってみると、誰に所有されているかというより、使われているか?というところが大事な事だったりするかもしれません。

ただ「存在している」「スペースを埋めている」のではなく、「使われるために生まれたものが、ちゃんと使われる」「モノがモノとして、道具が道具として生きる」という視点でモノを見ると、使ってもらえる人に譲る。そういう考え方の方もありかもしれません。

大事に、使っていただける方々へお渡ししていくのが、当店の役割の一つでもあります。

使うあてがないものがある場合は、お気軽にご相談ください。

お売りいただきありがとうございました。



>> 陶磁器査定&買取、肥前屋質店

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