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2013.10.18

何を大事にするか



Persistent reports that large amounts of synthetic lab grown diamonds are being mixed with natural diamonds in parcels of melee and pointers.

>> Market Comments 10/17/2013 ラパポート

メレダイヤモンドに合成石がまぎれていっている問題が顕在化してきたようです。

小粒のメレを一石づつ鑑別するとコストが膨大になってしまう。

今から作るものは、ともかく、

新品も、中古のパヴェダイヤモンドのダイヤモンド等がすべてナチュラルかどうか鑑別に出していたら、膨大な金額になってしまうので、多分そこまで対応はできない。

あまり神経質になりすぎると、再販するより潰しちゃえってことで、問題ない品物まで潰されちゃうのはよろしくない。

こうすればよい。という、割り切れる問題ではないように思う。

少々乱暴ですが、いくつかにタイプを分けてみると…

1・予算がすごく上がってもいいので、とにかくナチュラルがいい。おまけに、紛争ダイヤ、環境なども気になるので、履歴が追跡できるダイヤモンドがいい。  ハイクオリティーなナチュラル派

2・グレードは落ちてもいいので、鑑別に出さなくてもインクルージョンでナチュラルが確認できる。むしろキズがある方が安心感がある。 合成不可、キズ万歳派

3・メレダイヤなんて、合成石がまぎれちゃうかもしれない。そんなものだよね。 合成混入容認派

4・同じ炭素なんだから、キズがあるよりも綺麗な方がいいに決まっている。紛争や、環境の心配もしなくてよい。 合成万歳派

5・そういう心配するより、昔のジュエリーのダイヤモンドって、綺麗だし、合成の心配がなくって、いいよね。 昭和ジュエリーに興味を持ちだす派(すみません、調子に乗りました)

こんな、単純に分けることができないけれど、価値観はその人その人に分かれてくるように思います。



そりゃ、ナチュラルで、クオリティーが高いものがいい

というのはわかりますし、私もそうです。

そうではないものを否定したい気持ちもわかりますが、

でも、頭の片隅に置いておいてほしいのは、天然でも、合成でも、どのようなジュエリーも、留めている爪は、機械ではなく、職人さんが留めています。キャストだろうと、何だろうと、そこに人の手によって留められている。

仕事ぶりにもよりますが、人の手で作られたものは全否定はできないかなと思います。

新品でご注意いただきたいのは、ナチュラルのダイヤで作ったパヴェダイヤで鑑別をとって、販売時は、同じ形の合成ダイヤのものを売る的なよからぬ業者さんも出てくるかもしれませんので、

あまり、鑑別をありがたがるのもいかがなものかと思ったりします。

Aだから、Bという割り切れる問題ではありませんので、

とりあえずは、混乱せず、事の成り行きを見守っていくのが肝要かと思います。

そのうち、新品でも、中古でも、大まかなルール的なものが形成されていくと思われますので。

私の予想としては、メレダイヤは、合成がまぎれてしまうかもしれない、そんなもの。的な価値観に、今後なっていくのではないかなぁと思います。残念な話なんですけどね。

そのかわり、ナチュラルのダイヤモンドを楽むなら、大粒のものという需要が出てくるのかな?とも・・・

とりあえず、つらつらと書いてみただけですので、考えが変わる可能性は大いにあります。

もう少し考えてみたいと思います。

>> CLASSICS FUKUOKA -Jewelry-





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