2014年5月27日~6月1日 西武伝統工芸展 福岡三越にて開催されます!
最近、ブログたまに見てますよ~
と、おっしゃって下さる方が増えてきたように思います。
独り言感覚で書いているので、ちょこっとこっぱずかしいのですが…
そういえば、今月27日から、
福岡三越9階で、西武伝統工芸展が行われます。
以下、超個人的な視点で…
なんといっても注目は、朝日新聞社大賞を受賞された庄村久喜さん作品
この作家さんの作品は、白磁という制約された表現の中で、光と影、そしてそのグラデーションの表現。
そして、緊張感のある造形が大変素晴らしいです。
百貨店のきつい照明の中ではそのポテンシャルは生かせませんが、
柔らかな自然光などでは、その表現の奥行きを十分楽しめると思います。
>> ピンタレスト 庄村久喜さん
まぁ、とにかくすごい作家さんです。
同時代で、彼の作品を追いかけていけるのは、今生きている私たちに与えられた特権ですね。
そして、代替わりされた、十五代酒井田柿右衛門さん
柿右衛門という重責の上に、人間国宝という偉大なお父様、故十四代酒井田柿右衛門さんの存在を意識しないわけにはいかない中で、個人としての作家性をどう表現されていくのか、
作品そのものよりも、これから生まれていく作品がどう変化していくか、人間ドラマとしても楽しみです。
個人的には、柿右衛門窯、柿右衛門様式は確立されているので、
そういう物とは、真逆を行く一個人としての作家性を極めていくという方向を応援したいところではあります。
そして、十四代今泉今右衛門さん
この方は、時代や、大勢の期待に迎合しない姿勢が素晴らしく、一言でいうと、超前衛ですね(笑)
作品だけを見ると、落ち着いた渋い感じなのですが、最近、特に切れ味が増してきています。
鍋島の伝統や、今右衛門家の歴史、重責の上での、あの作品群としてみると、
心底すごい方だなと思います。
その他、中村清吾さん、津金日人夢さん、等々 同世代の作家さんも気になりますね。
沢山の現代の陶芸作品を無料で見ることができるいい機会です。
誰かの解説をそのまま真に受けずに、自分なりの視点で作品を見ていくという作業は楽しいですし、日本の陶芸の多様性はそれを許すだけの懐の深さがあります。
そして、単発で、作家さんの作品を見るのもいいのですが、
より陶芸を深く楽しむには、時代と並行して、作家さんの表現がどう変わっていくのかを追いかけると、とてもエキサイティングで楽しいですよ!
皆様も是非、足をお運びください。
うーん、楽しみ! っていうか、行ける時間あるのかな??
>> 有田焼買取 肥前屋質店
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