創業200周年記念 フィンレイソン展 感想 @福岡市博物館 2022/2/27まで
今まで、いろんな展覧会あっても、どうしても行きたいものや、たまたま時間が空いたときでないと行ってませんでしたが、
気になる行事は、極力、優先順位を高めて足を運んでみようと思っています。
という流れで行ってきましたフィンレイソン展。
そもそも、何故見に行きたかったかというと、
昔のジュエリーをメインで扱っていて、そもそもは工芸品類をたくさん扱ってきた中で、作られたものの中に、ちょっと言葉の使い方が正確では荷かもしれませんが、産業革命だったり、近代だったり、工業「化」の時代の残り香を感じたりしてまして…
つまり、どういう事かといいますとといっても、この辺りは自分の中でも整理できていないので説明が難しいというか、明確になっていないが故に、そもそも説明することが難しかったりしますが、
自分の場合は、書いて頭の中を整理するという面もありますので、ちょっと乱暴な話の流れになりますので、いや、ちょっとそこは・・・
という部分は是非ビシビシ突っ込んでいただけたらと思います。
例えば指輪。
金の融点は、1,064度。ですので、大昔から金の加工品は存在します。
では、プラチナの融点は1,768度・・・
古代エジプト、南アメリカ紀元前後のプレ・インカ時代にもプラチナ加工品は存在したようですが、ヨーロッパでの加工技術の定着が18世紀後半、日本においては鎖国ということもあり、19世紀末期
当時は、どうやってその高温を達成したのかはまだ調べておりませんが、
日本に関して言えば、日本製のプラチナ製品の登場は江戸から明治、日本の近代化の流れの中で生まれたわけですから、
プラチナの指輪を見ると、指輪の内側?裏側?にプラチナの歴史というか、日本の近代化、高温を達成した日本の工業化の歴史を重ね見たり…
そこに、手作りの痕跡があったりすると、江戸、いや安土桃山、いやもっと前か?
にルーツを持つ武具、刀装具の刀鍛冶の技術の痕跡が見えたりしまして、
それだけで、現代のジュエリーとは違う味わいを感じたりします。
うーん、いかんな文章が冗長で長すぎる…
まぁ、しかし、長いお休み期間を経てのリハビリだからまぁ仕方がないか・・・
また、別のたとえをしてみると…
産業革命の残り香でいうと、陶磁器では、私が北部九州の人間ということもあり、深川製磁等が割と身近にあるのですが、
茶陶にルーツを持つ焼き物とは違う、工房や作家によって作られるものではなく、大規模な設備のある「工場」で作られる製品で、そのルーツをたどっていくと、明治時代になるのですが、工場で作られる品物とはいえ、昔はろくろで成形し、筆で絵付けをされていましたので、完全に工業製品といったものではなく、工業「化」・・・
つまり、工業製品チックだけれども人の手作り感が色濃く残っていたりするのを見ると、品物の内側?裏側?に日本の近代化の歴史を感じてしまうというかなんというか…
んで、話はビューンと飛んでしまいますが、
現代は工業化社会はとっくに過ぎて、工業社会もとっくに過ぎて、情報化社会の終わりかけ、情報社会といってもいいのかも~という時代にいつの間にかなっていますが…
そこでの、工芸品の立ち位置だったり、深川製磁のような会社の立ち位置だったり、これからどうなるんだろう・・・
みたいな思いが一ユーザーとして、取り扱ってきた人間としてぼんやりとあるのですが、何かいいヒントがあるのではないかという思いで足を運んだわけです。
って、前段階でこれだけ書いてしまって疲れてしまった…
続きは、また今度! 感想の続きはこちら→http://www.hizenya.me/2022/02/post-320127.html
創業200周年記念 フィンレイソン展
https://www.direct-ns.co.jp/finlayson/
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